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久々がてら気になったので。
政治と宗教とスポーツは荒れる三大話題ってことで忌避してましたが。今日は政治の話題です。 まぁ忌避するも何も、んなこと偉そうに語れるぐらい殊勝な人間じゃないんですけどね。 でも、そうやって自分で考えないのは国民主権の線から考えると不適切じゃね? と最近思い始めたので、ちょくちょく情報収集だけやってました。 今回、それでどうしても世論に納得いかない部分があったので、徒然。 まずいっこめ。 大飯原発についてですが。 初めに、原発に対する私のスタンスですが、今はフィフティーです。 原発に対する思想は、脱原発(徐々に、というのも含む)もしくは原発依存の選択肢があると思いますが わたしは今のとこ情報不足でスタンス決められません。 なんでかっていうと、まぁ両者の立場から何をしなきゃならないか考えてみましょう。 まず脱原発を指針とする場合。 最終的には、原発をすべて廃炉として、新しい発電方法を開発することになると思いますが。 二つ問題があります。 まず、廃炉にするだけの十分な時間がたっていない、また十分な技術が確立されていないこと。 そして、新しい発電所を作るための技術も時間もないこと。 思いついたのをシンプルに言うと(具体的なソースは調べきれてないのですが)こんな感じなので 脱原発を指針とした場合、どうしても時間かけて少しずつ議論していくことになると思います。 とりあえず即原発どうにかしろとかいう考え方は、当たり前ですが非現実的ということです。 で、それなら技術進歩に時間かけてる間の原発どうするの?が今回焦点だと思いますが、ちょっとそれはあとで。 次、原発依存とする場合。 今日この頃で原発依存すべきだと声高に言える人は、まあいないと思います。 ただ、調べた感じだと安全以外に問題視されているところが見つからないんです(知ってる人いたら教えてください)。 そもそもなぜ原発が推進されてきたか?という歴史に立ち返ると オイルショック時の田中角栄内閣において急激に推進した過去があります。 オイルショックについては、諸説あるようですが、表向きの理由は石油依存からの脱却でした。 あとは、温室効果ガスの削減なんかが原発の利点として挙げられると思います。 とにかく、この立場の場合は安全性の確保と地域住民の理解を得ることが課題でしょうか。 こっちのスタンスは国民感情的に難しいでしょう。 私がフィフティーなのは、今はどっちも見当がつかないからです。 (=何もすることがない、ではないですが。) で。 今回、私がどうしても納得いかないのは、脱原発でも原発依存でも どちらにしても大飯は稼働しなければならないと言うに足る論拠があるからです。 この問題になってるのは脱原発、原発依存とかそういう点が問題じゃないです。 夏の電力不足解消のためです。 ここで陰謀論出す人はお門違いです。 確かに、関西電力も怪しいこと言ってます。当初大飯四機稼働させても賄えないと言っていたのが、あとで意見変えましたからね。 でもそれは言っても仕方のないことです。確たる証拠がない以上、疑っても仕方がないのです。 逆に考えるとわかりやすいですが。 じゃあ仮に、大飯を稼働させずに停電したら納得できるのでしょうか。 そんな馬鹿な話はないです。 停電による人命リスク上昇率と原発再稼働における人命リスク上昇率、前者のほうが重いのです。 このリスクの差は、数字でこそ出すことはできませんが。 そもそも、原発再稼働で安全性が問題だと言っている人は、原発というものがどういうものか理解できているのでしょうか。 原発は稼働状態でなくても、使用済み燃料を冷却しなくてはなりません。 よもやお忘れではないと思いますが。あの大変な災害が起きた時も、4号機は点検中のために停止中だったということを。 要するに、稼働していても冷温停止していても、十分以上のリスクがあるのです。 もちろん、稼働中は容器内も温度が高まっているので その分レッドゾーンに到達する時間は速くなるため、その分のリスクは上昇します。 が、どちらにせよ重要なのは冷却と非常電源の存在ということになります。 日本にある54基の原発は、そこにあるだけで危険性があるということです。 つまり、大飯の再稼働反対論とは、単なる感情論にしかならないのです。 もしこのまま、原発以外の発電機のみで電力を賄うことになった場合、電気代はまず間違いなく上がります。 停電が起これば経済損失は免れません。エアコン切れによる熱中症患者が電気のない病院に行くことになります。 最悪を予期するならば、ここで地震が起こって稼働していない原発がレベル7になって、電気もないから阿鼻叫喚です。 だからせめて電気が欲しいので再稼働です。 あと時々、利権がどうの言う人がいて、もちろん不満を感じないわけではないですが この問題に限ってはそういう問題じゃないです。 その嫉みのツケがまわってくるのは、我々なんで。 スタンスはともかく、一応現実的に考えると とりあえずは現在の原発を(安全性が高いものを優先的に)再稼働し 原発以外の発電で十分な発電量を確保できる見当がつき、 かつ原発を安全に廃炉、使用済み核燃料の処分ができる技術なりなんなりがでてきてから 徐々に自然的に原発から抜けていく、ということになるでしょうか。 およそ20~30年ぐらいが目安でしょうか。もっとかかるかもしれませんが。 これでも、現状の原発における安全性の定義、十分な発電量はどのように賄うのか等々 問題は多いので、今の見込みではこの見積での実現は難しいことと思います。 消費税論についても書こうと思いましたが、また後日。 最後に。 ここで書いたことは私が調べて適度に噛み砕いて書いているので、必ず情報元は自分で調べてください。 調べない場合の信用度は6割強です。 私が調べた情報が間違ってるor偏ってる可能性が2割、私が文章に落とす過程で間違えた可能性が2割とすると、そんなもんでしょう。
追記。
原発の問題点は安全面に加えて、環境面がありました。 特に日本だと冷却水は河川の水が使える立地がなく、臨海地域で海水を使うことになるわけですが 排水(排熱)を海に流すことによって、大陸棚の周囲で熱が拡散せずにホットスポット化してしまう。 そのために、海生生物に影響があるとのこと。 あとはやっぱり、放射性廃棄物の処理でしょうね。 今あるのは仕方ないにしても、将来的に数を減らすのがやはりベターかと。 PR |